投資家に相談しnight~ファイナンス編~

投資家に相談しnight~ファイナンス編~

今回も大盛況を見せたプレスタでは、
「投資家に相談night~ファイナンス編~」を開催致しました!

  • 18:00-18:20 オープニング(投資家のが見ているポイント)
  • 18:20-19:00 パネルトーク(シード/アーリー期のファイナンス)
  • 19:00-20:15 交流会・相談会
  • 20:15-20:30 集合写真・終了

【テーマ:シード/アーリー期のファイナンス】
■資金調達編
Q1,シード/アーリー期で投資家が見ているポイント
→津嶋:どのステージで出資をするかによるが、シード/アーリー期の投資においては”ヒト”を最重視する。シード/アーリー期は何も約束出来るものがなく、どれだけ熱い想いを持っていても確約出来るものが何もない。そのため以下のポイントを見て判断している。
①パッション
・「やりたい!」という情熱が本物かどうか
②最後までやりきるかどうか
・事業をピポットする良いが、海外では音信不通で逃げてしまうヒトも少なくない…
③チーム(巻き込める力)
・一人ですごい能力を持っている人でも仲間を作れないヒトは、2人目を見つけるのにすごく苦労する。2人いるかどうかをシリコンバレーでも見られる。
④「何故自分たちに出資して欲しいのか?」という問いに答えられるか
・「〇〇さんと一緒にやりたいんです」「〇〇さんしかいないと思うんです」という答えが出来るかどうか

→津田 <更に投資したくなる人>
①嫌われ者っぽいキャラ
・みんなに応援される様なキャラはその後ビジネスを創れない事が多い。嫌われ者っぽい人はメディア受けしない場合も有るが、その場合は一緒にいるパートナーを見ている。

②本人が自分の事を理解している
・足りないものを本人が気づいてチーム作りとビジネスの方向性を考えているかどうか。

(推薦書:巻き込む力 支援を勝ち取る起業ストーリーのつくり方)https://goo.gl/mkGzFC

Q2,出資と融資どちらが良い?(初期の調達のケース)
①資金調達において日本ではVCからというマインドバリアがあるが、シード/アーリー期では先ず身近な人に借りる”ファミリーマネー”が重要。いきなりVCや金融機関から借りる前に、もう一個大きなフェーズとして家族の支援は重要である。

②スモールビジネス系の事を始めるのであれば資金調達はしない方が良い。お金を使わずに売上を立てる方法を先ず考えるべき。VCから調達する必要があるのは「3年以内に世界一を狙う」場合。いきなりVCや出資を考えるのではなく、自分たちがどの様なビジネス/会社を作りたいかを考えて欲しい。

③融資を受けられるのは、「自分たちがまともという事」。世の中変なレバレッジが掛かる事は無い。調達出来る理由がわからないのであれば、出資も融資も受けるのは辞めたほうが良い。出資を受けるのであれば、「どういう責任が発生するのか」という法律をよく把握しておくべき。また、「資金調達が必要ない」という人が資金調達をしようとするケースが非常に多い。シード期では人件費等は自力で乗り越えるべきフェーズである。

④VCからお金を貰うと5-8年のタイマーが発生する。一番きついのは、投資を受けることで社長が”起業家”から”経営者”になることが急に期待される事である。上場してしまうと役割が大きく変わってしまうことが一番難しい。

■資金の使い方
①お金が必要ないのに市場から受け取ってしまうケースも多々あり、資金を”何に使うか”を明確にしておく必要がある。助成金を狙うことが期待出来るのは「どれくらい未来が変わるか」「インパクトがあるか」という場合のみ。

②経営陣の給与と株式配分
・経営陣の給与は「生活出来る程度」はあったほうが良いと考える。必要があれば調達も模索した方が良い。株式配分は、その人の何がモチベーションになるかで決めるのがベスト。経済的リターンとして、お金がモチベーションの人であれば共同創業者にストック・オプションとして株を渡すことで巻き込む。テーマに共感してもらっているのであれば、そこに頭を使うのは勿体無い為話合って決める。

熱い意見と質問が飛び交い大変盛り上がりました!
この後の交流会では飲み物や食事を交え、更に活発な議論が行われ、盛況のうちに終了することが出来ました!

プレスタでは投資家に気軽に相談できるイベントを毎月開催しています!
今月参加できなかった方も、来月は是非参加みてください!